おはよう その8 バイカオウレン

4月1日開花 バイカオウレン あれ見ないと思ったらシュンランの陰の地表に低く潜んで咲いていた 俺は若い衆に声を荒げるほら、お前の足元! 気をつけろ!そこに花が咲いているのが見えないか!! その名はバイカオウレン 控えめに […]

おはよう その7 シュンラン

3月29日開花 シュンラン 春に咲く蘭、シュンランよ派手なようで地味この樹林にまるで支配人のようにいて、南斜面が好きだ ここの野草達を結びつけるような存在でいつも側にいて樹林を安堵感で包み込む 可愛らしく思えたり気品高く […]

おはよう その6 イワウチワ

3月29日開花 イワウチワ 東京のサクラが満開のころ飛騨の地表に咲くサクラがあるその名はイワウチワ これも山に生きた翁に教えてもらった花で深山の雑木林の南斜面にこんもりと株立ち花咲く姿は小さな鳥のひなが競い合って口を開け […]

おはよう その5 ミズバショウ

3月28日開花 ミズバショウ 2年前にイノシシに根をかじられボロボロになったが復活の兆し ミズバショウというと美しきせせらぎに咲く春を代表する花として知られるところだが… 数年前に小さな株を3つ植えるとどんどん育ち、その […]

おはよう その4 ショウジョウバカマ

3月28日開花 ショウジョウバカマ 春のはじめの花カタクリよりも先に咲いてカタクリと同時に終わるショウジョウバカマの大きなものは茎が30センチにも伸びてちょっと強烈 けれど蕾から開花するとき、枯葉を持ち上げスクッと立った […]

おはよう その3 キクザキイチゲ

キクザキイチゲ キクザキイチゲはいつもアヅマイチゲと寄り添うように咲いている アヅマイチゲが春の白い妖精ならそれと同じだけ繊細な美をもってキクザキイチゲは春の青い修羅を思わせる この2種が入り乱れて咲く姿をつくるのは夢で […]

おはよう その2 アズマイチゲ

アズマイチゲ まだ霜柱が立つ冬枯れの景色の中でポツンと咲く わずか1ミリほどの茎からすればアズマイチゲは大輪の花である 花にとって無情な放射冷却に耐えながら 春というには熱のない白い太陽に向いて咲き日暮れには花を閉じる最 […]

おはよう その1 フクジュソウ

フクジュソウ 飛騨の冬はきびしく長い11月中旬の初雪から野山は眠り4ケ月間の氷点下の世界は春待つ心を待ちわびて残雪の3月の三寒四温は苛立たしくもどかしい時間となる 飛騨にはそんな3月の冬でもなく春でもない冬と春の間の季節 […]