夢を語ろう。
大正5年に建てられて、廃墟のようになっていた洋館。当時の職人の技術がつまった和洋折衷の建物に胸を熱くし、宝物のように大切にもらいうけた。それから約20年。
移築する場所を探して山を歩き、藪をはらい、石を組んだ。仲間達でこつこつと作りあげながら、夢を見ている。
ここに人を招き、自然の美しさともてなしを味わってもらいたい。身体と心を癒す「歓待の西洋室」は、間もなく完成しようとしている。
洋館のもっていた骨格や手の痕跡を残しながら、現在の職人の持てる技術を惜しみなく投入する。次世代へつなぎたい建築のディテール。
水を引き、石を組み、山道をつくり、山野草を植える。蝶を増やし、鳥を呼び、トンボを育てる。自然の美しさや現象が、壁になる。
「歓待の西洋室」は会員制でオープンを予定しています。詳細はContactよりお問い合わせください