(2024年7月15日)
たくさんの皆さまに手にしていただきたいこれまでのノンフィクションを綴った挾土秀平著の本ですが、既に多くのお問い合わせをいただいており、発行部数を考えまして止む無く抽選販売とさせていただくことにしました。
下記の申し込み手順をご覧いただきご応募ください。
~応募要領~
書籍は 1冊16,500円です(こだわりの布の装丁・ケース入り)
購入されました方には読まれた感想を頂き、このホームページ上で公開させていただくことをお申込みの条件とさせていただきます。(掲載は匿名)
振込手数料・送料はご負担ください
購入希望の方は以下の手順に沿ってお申込みください。
【申し込み手順】
1 以下のGoogleフォームに登録をお願いします
https://forms.gle/Z3Eib4yB24W6fWEd9
2 毎週水曜日に抽選を行い、当選された方にはメールでご案内いたします
(残念ながら、当選された方のみご連絡いたしますので、ご了承ください)
3 メールで振込銀行口座と送料を含めた金額をお伝えいたしますので、お振込みをお願いいたします
入金確認後、1週間以内に発送いたします
尚、お問い合わせは挾土 秀平本人ではなく 事務局 samidori2021@gmail.com へお願いします。
~寄せられたレビューを一部ご紹介します~
▲本書の第1印象、先ず高価なこと。
▲自費出版につき限定350部で抽選に外れることを前提に応募した結果、意外にも当選。「高価」な印象は吹き飛び歓喜しました。何故かといえば過去3度ほど挟土秀平さんにお会いし、あの雑木林を訪れる機縁にも恵まれ、その後の展開が知りたかったからです。
▲本書を読了し感受したことは余りにも多く300字ではとても足りず、大きくオーバーする失礼を前提にレビューを記します。
▲朽ちかけた西洋室に遭遇(正しくは西洋室が挟土さんを呼んだとしか考えられない)したのは宿命。その宿命から再建させるという使命へと転換させたのが親方の挟土秀平さんと13人の職方たちの魂です。それを本書の行間から深く読み取れました。さらに私が長く身を置いてきた作庭界に置き換えていえば、西洋室を雑木林へ移したのは「自然と人間を結ぶ」という作庭の本質を突いており大いに共鳴できました。
▲本質と原点を見失い、形式や様式と技能ばかりを追従して止まない作庭界こそ、原点回帰して欲しいと願うばかりで、私が訴え続けてきた「樹木を植えるのは何の為?」を再び叫びたくなってきました。▲経済利益至上主義と工業製品最優先に塗り潰され、コンクリートとガラスと金属に溢れた無機質な「TOKYO」に象徴されるこの国からすれば西洋室のある雑木林は、生きる歓びと自由や悦楽に満ちた「独立国家」であり「楽園」だと確信して止みません。
▲クラフトでもなくアートでもない左官をベースにした新しい「美」のジャンルを打ち立て創生させた挟土秀平さんと親方を支えてきた10人の職方たちに乾杯です。
万歳!職人社 秀平組よ!
万歳!歓待の西洋室よ!
南海トラフ「巨大地震注意」発令後3日目と生命の危険に及ぶ猛暑日に是を記す。
(H様 男性)
何事も、「本質を知る」ということは
血が吹き出すまで握って、握って、握りしめて
そして漸くその「本質」が見えてくるという
痛く苦しいものなのだろう。
その痛みや苦しみを避け続けてきてしまったが故に、
「本質」そのものを見失い、迷走しているのが今の日本である。
深い闇や絶望を知る者が生み出す光の尊さ。
著者の魂の聡明さが、そのコントラストを更に強くさせる。
どこまでも人間臭く、美しい。
著者の苦悩に、読んでいるこちら側が飲まれそうになる場面もあった。
よく今日まで生き延びてくれたと、只々感服するばかり。
著者の夢は私たちの願いでもある。
同じ時代に生を受け、「挾土 秀平」を知り
本書を手にする事ができたことは、人生において大きな幸運だった。
私たち世代が、彼の生み出すもの、思い描くものを
一つの単なるコンテンツとして消費せずに、させずに、
如何に後世へと守り繋いでいくか。その為に何が出来るのか。
枕元に本書を置き、日々読み返しながら
深く考えて生きて行きたい。 (A様 女性)
恵まれぬスタートから世に知られるまでとなった、職人社秀平組の皆様の苦労…衰退していく日本の自然と技術を憂い、懸命に戦う親方の強い想いが引き寄せたその道の名人、人生の達人との出逢い…何もかもが強烈に迫り、ノンフィクションとは思えないほど…一貫して変わらぬ親方の熱意が名人達を動かし、少しずつ不可能を可能に変えていく過程にどんどん引き込まれて行きました。
ここには神がかりのような事がいくつも出てきます!
地霊に呼ばれたごとくの移築場所、74ミリの奇跡…不思議ですね。親方の生き方に神が後押ししてくれてるのだと勝手に想像してしまうほど、どれひとつ欠けてもこの西洋館は出来上がらなかった事で
しょうね。
忙しい中でのこれだけの執筆は大変だったと推察します。
浮き彫りにされた日本の現状にも気づかされる充実した内容の本でした。
日本中の蔵や建造物が待っていることでしょう!
美しい自然の中で、その繊細な心と身体を癒して、次の仕事に万全で挑める様願っております。
今後、少しずつ役割を変えながら100年後も粛々と佇むであろう
「歓待の西洋室」と職人社秀平組の皆様に乾杯!! (E様 女性)
洋館と出会い、当然その当時でも法律的にはアウトです、不法侵入にも関わらずその熱意が持ち主にも伝わる、これは運命を感じずにはいられません。
まだまだ仕事も資金もなく、会社として厳しい状況の中、お仲間の生活もある、集団の頭としての舵取りは過酷なものだったとお察しします。
そして土地の購入にしてもこれほど次から次へと難題が出てくるものでしょうか、自分なら途中で諦めてしまいます。
法律スレスレかアウトなのかギリギリのライン、ハンコを貰うための一連の行動にはハラハラしたり大爆笑したり、親方が必死なのは重々承知なのですがまるで映画を観ているか小説を読んでいるような感覚でした。
よくぞ包み隠さず全部書いていただいたと思います。
さすが昭和の残党と言われる親方の行動力に感服です。
そして何より頼もしいその道のプロたち、大工のプロ、石のプロ、枝打ちのプロ、クレーンのプロ、漆のプロ、一癖も二癖もある猛者がこの国にはいるという事、有名無名問わず縁の下の力持ちとしてこの国をここまで支えてきたのは紛れもない事実です。
しかしそんな職人たらを蔑ろにして過去のものなき者としてしまった今のこの国、間違いなくその責任の一端は自分にもあります。
国が悪い、経済が回ってない、そう言えば責任も逃れられるかもしれませんが、そうではなく過度にグローバル化されて外にばかり目を奪われた結果がこれなんです。
今の時代、待つという事をしなくなって出来上がりの早さに誤魔化されていますが、寄木細工の床にかけられた時間は理に適っており、最後のひとつ、髪の毛一本も入らない精度には感動とかそんな言葉では言い表せない感情があります。
そして次の修復のために施工の手順も考えられて、材料まで残されている、確実にバトンは繋がると確信しています。
親方が左官職人の最後の仕事として臨まれた花泉の唐獅子土蔵、これほど見事な文化財級の土蔵が今の今まで放置されていたのは現代日本の劣化です。
この土蔵との出会いにも運命的な何かを感じ、左官の終焉の地と左官職人として最後の仕事の地が同じ東北とはただの偶然とも思えず、親方はやはり江戸屋萬蔵氏の生まれ変わりではないかと思います。
時代も変わりコロナ禍もあって世界はガラッと変わり、親方の師匠がもう自由に生きろと言われる意味もよく分かります。
これからは左官職人から左官アーティストとして次のステージへ進まれますが、地元よりも東京、東京よりも世界が注目しているはずです。
より自由に親方らしいご活躍に期待しています。
いつもXでの呟きで断片的にしか知らなかった親方の人生、そして職人社秀平組の事実、この本はこの国の全ての職人への鎮魂歌のように思えてなりません。
こんな殺伐とした時代で足元を見失ったこの国に挾土秀平という親方がいて、そこに集う職人仲間がいる、そして歓待の西洋室がある、山野草が咲きギフチョウが舞う樹林がある、そのことがどれほど救いになっているか、最後の聖域、最後の砦です。
親方を見ているとまだまだこの国は大丈夫ではないかと思えてきます。
もっとたくさんの人に知ってもらいたい、そして失ってはならないものを分かってもらいたい、ただただそう思います。
この「職人社秀平組 歓待の西洋室物語」を手にした喜び、間違いなく宝物です。
そして嬉しさと同時に恐ろしさも感じます。
手にした者の責任を感じるのです。
乱筆乱文で長々とお見苦しいことで申し訳ありません。
まだまだ書きたいこと言いたいことは山ほどあるのですがこの辺りで。
どうかこれからは親方、ご自分の身体のことも考慮しながらお願いします。
ハーレーという相棒もいることです、息抜きは絶対に必要ですから。
それではこれを感想とさせていただきます。
ありがとうございました。 (K様 男性)
本届く。透明の袋に入ったままドキドキと手にとって眺める。美しいというかかっこいい装丁、職人社秀平組のマークも。ぐるぐるとまわして見る。手を洗い箱から出す。
読み進めた本は、職人社秀平組、歓待の西洋室の今を知りながらも不安材料が次から次へと。「大丈夫、大丈夫か?」とドキドキハラハラでした。
いろんな出来事や職人さんの中でも、「74ミリの奇跡」に私は感動しました。その瞬間を想うと泣けてきます。
洋館との出会いから始まって、自然、人との出会い。時が少しでもずれていたら、出会うこともなく、今の職人社秀平組や歓待の西洋室は存在していなかったかも…。出会われた方々、出会いを引き寄せ必死に頑張って来られた挾土さん、職人社秀平組の皆さんに感謝です。
そして、読み終えてしまうのがもったいないような寂しいような『職人社秀平組 歓待の西洋室物語』を手にすることが出来て嬉しかったです。
ありがとうございました。
これからも素敵な出会いで、新たな『歓待の西洋室物語』へと繋がっていきますように。
(M様 女性)
「職人社 秀平組 歓待の西洋室物語」この貴重な本を読ませてもらい、挾土秀平さんの熱い想いに直に触れたような気がして私の心も熱くなりました。
独立されてからは、数々の独創的なお仕事をこなして「秀平組」の仲間を守り続ける一方で「歓待の西洋室」という夢を決して手放さなかった挾土秀平さん。
その素晴らしい生き方に憧れて(勝手に)親しみを込めていつしか私は「秀平さん」とお名前で呼ぶようになっていました。
長い時間をかけて作り続けてきた西洋室。そして樹林は今や蝶の住み家となっているのですね。
あれほど忙しくされているのに西洋室の為に時間を作って・・・と不思議な感じもしたのですが、それは違いますね。
西洋室の夢があったからこそ、秀平さんは頑張り続けてこれたのだなぁと今はとても納得できます。
この10数年、左官仕事は危機的な状況。柔らかで温かみのある土壁は建築業界からそっぽを向かれ硬くて失敗の少ない素材に変化してきた。
材料や技法も消えつつある・・・その辛く苦しい時代の流れを秀平さんはどんな思いで眺めてきたのだろう。
建築業界も国も、どうしてこの素晴らしい左官仕事をもっと大切に守ろうとしないのだろう! とヤキモキしてしまうのだが、土壁の素晴らしさをちゃんと分かってくれる人は必ず居ます。
職人魂と土壁への想いを根っこに、今や秀平さんはアーティストへの道を歩まれているのでしょう。
その道は厳しいものかも知れないけれど、歩き続ければきっと未来は輝いています。
遠くからずっと応援しています!
土壁に魅せられた M.F (F様 女性)
この物語は職人社秀平組の歩みである
主人公の真っ直ぐな情熱、妥協のない美への執着、心に激しく燃える炎がその灯火を持つ人々を引き寄せ、巻き込み、物語は動いていく
真の職人達の豪快でいて繊細、実直で誇り高い気質が今の世に失いかけた輝きを放ち、熱く胸を打つ
樹林の中で静かに佇む歓待の西洋室は、先人の叡智と弛まぬ探究心が作り出す空間
全てのイマジネーションの源は自然の中に生まれ、そこにこそ美は存在する
そうして継承されてきた文化、伝統を絶やすことなく、自然を敬い、恩恵を授かり、共存する特別な場所
その高い理想の影には、時代の狭間に生まれた左官最後の生き残の苦悩、葛藤、重積、悲哀が渦を巻いている
しかし今、そこから解き放たれる時がきている
古く大きな樹木から一粒の種が落ち、新たに芽吹き、小さな命を美しく輝かせるように
大いなるロマンを秘めて、飽くなき美への探究へと歩み続ける未完の物語は、未来への希望の光となり得るであろう (M様 女性)
日本中だけではなく世界中に、土と風と時間を感じさせる素晴らしい作品を制作提供している【職人社秀平組】 率いる親方は土本来の自然の色を眠らせて、繊細で美しい作品をその手から作り出す稀代のアーティストでいらっしゃいます。 私も数え切れないほど感動させていただきました。 そっと触れたくなるのを堪えて、息をするのを忘れ、角度を変えて何度も何度も見たくなるのです。 ですが作品とはかけ離れているお話でした。 どんな人にも多少のドラマはあると思いますが…まさかここまでとは… 全てが必然だったのでしょうが、人にも建物にも土地にも、ただの出逢いを出逢っただけで終わらせない所、何もかもがそこから始まるのですね。 信念を曲げない人と支える人達とハチャメチャな人達が出てくる、まるでジェットコースターアドベンチャーなお話。 これの全てが事実だなんて信じられませんがー でも、本当に嘘をつかない人なのです。 信じられる人だからみんなついていきたくなるのだと確信できますし、そんな事はこの本を手にされるみなさんは重々承知していらっしゃいますね。 やりすぎてて、痛快無比でした。映画にしたいくらい。 挾土秀平さん最高です! 最後に とても大変な作業だったと思いますが、文字に残して、本にしてくださってありがとうございました。本当に残念ながら職人社には入れないけれど、細部まで素敵なこの本「宝物」にさせていただきます。 (T様 女性)
過ぎ去ってしまえばあっという間
秀平さんは器用貧乏な所が魅力の男(ヒト)なのだ
生まれ故郷の高山を愛し自然の美を人を何より土を敬う気持ちが強い
左官の仕事に誇りを持ち秀平組の若い職人に自分の教えを心から伝授する持ち主
20年以上かけて取り組む姿は並大抵な事ではない
左官の仕事は竹や木あるいは草などを格子に組んだ下地に壁土を何層にも塗り重ね土の自然の風合いのまま仕上げその上に漆喰(失敗は付きもの)
その方策を皆で考え教訓としてこれから先も続けてほしい 繊細で純粋という言葉が似合う日本の宝
宮澤賢治の世界そのもの 雨の日 風の日 雪の日仕事ばかり
残りの人生 1歩1日1年は自分の好きな事に時間を費やしてほしいと思う
未来の若者に少し甘えて自分が一番です
活躍を期待しながらという贅沢も望むひとりです (S様 女性)